言えない事。

殿血族との確執やら不満を殿にぶちまけたい。
私がどれだけ怒りどれだけ傷ついているかを。

でも、言えない。

冷血なセリフを私に吐き捨てる殿だけど
本当は繊細で　言われた事を自分の中に溜め込む人だから。

毎晩のように晩酌する殿は
私にこっぴどく文句を言われた夜中や翌日は
悪酔いして
ゲロゲロに吐いている。
必ず。

そんな姿を見ると　何だか罪悪感・・・。
「私が悪い」と思ってしまう。

殿が一番辛いのかもしれない。
母親と嫁との間に挟まれて
不器用だから　どう言っていいのか
どう　私の気持ちを落ち着けていいのか
分からないんだろう。

こんな風に考えてしまう私。

だから殿には私の気持ちをオブラ−トに包みながらしか言えない。

そんな気を使うようなことは嫌。
ぶっちゃけて言ってしまいたい。


ばっちゃま、幸せなんかやってきやせんよ〜〜。
どうゆう事？？